HOME ≫ 各部門のご紹介 ≫ がん診療センター ≫ RI内用療法センター≫ ルタテラ療法について
当院では、膵臓や消化管に発生する、神経内分泌腫瘍(NET)に対するルタテラ療法(PRRT:ペプチド受容体放射性核種療法)を開始しました。
神経内分泌腫瘍は、年間発生頻度が人口10万人たり3~6人程度と”希少がん”分類される腫瘍ではありますが、近年の診断技術の進歩に伴って増加傾向にあります。
ルタテラ(一般名:ルテチウムオキソドトレオチド)とは、RI(放射性同位元素)を組み込んだ注射薬のことです。神経内分泌種腫瘍の腫瘍細胞表面にはソマトスタチン受容体が多く発現しますが、その受容体を介して薬を細胞内に取り込み、薬から出る放射線で腫瘍細胞の内側から直接腫瘍に障害を与える治療です。
ルタテラは放射性物質であるため、投与後は体内から放射線が出ている状態になります。周りに影響を与えないためにも一定期間、生活の制限が必要となります。なお、放射線の量は時間とともに減少します。
治療は8週間の間隔で計4回の投与となります(治療期間:約6カ月)。1回目の日程が決まりましたら4回目まで投与日の変更は原則不可能になります。(副作用等で変更になる場合はあります)治療時は、体内から放出される放射線の量が法律で定められた値以下に低下するまで、管理された病室に入院する必要があります。
ノバルティス・ファーマ社資料から引用
入院する部屋は、放射線の放出に対して周囲への被ばくを考慮した特別な病室です。体内から放出される放射線の量が法律で定められた値以下に低下するまで、こちらの病室に入院する必要があります。