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広報誌「えんかうんたー」 第120号 2024.03月

治療就労両立支援部からのお便り「えんかうんたー」
両立支援の相談事例のお話・その3

当院では、平成30年4月1日から両立支援相談窓口を開設し、これまで多くの患者様の治療と仕事の両立支援を行ってきています。具体的にどのような両立支援を展開してきたのかを簡単な症例を踏まえてご紹介したいと思います。

※個人情報に関する事項もあるため、概要とその支援内容に一部変更を加えておりますのでご了承ください。

【その3・難病の場合】
(経緯・支援内容)

長期間の定期的な受診が必要であり、自身の有給休暇を消化し足りなくなってしまい、治療が困難になってしまうと主治医へと相談があり、両立支援窓口へと紹介されました。

そこで本人と面談を実施し、同意を得た上で企業側との調整とそのために必要となる両立支援の意見書を作成しました。

(結果)

本人との面談内容を企業側(上司、衛生管理者)に伝え、治療継続の必要性や具体的な治療内容や通院の頻度など産業医との面談時に必要となる情報を両立支援の意見書に掲載しました。その後も、治療と仕事の両方を継続することが可能となりました。

両立支援というと、どうしても労働者の方が、企業側に対して『休ませて欲しい』『〇〇はできない』などという企業側にとって少しマイナスなイメージを持たれているかもしれません。しかし厚生労働省の定義(治療と仕事の両立等の支援に関する検討会報告書より)では、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として仕事の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら、生き生きと仕事を続けられることであるとされており、『労働者のモチベーションや生産性の向上』『人材の定着』などの企業側にもメリットがある取り組みとなっています。当院では、職場復帰についての実績(人事担当者や患者様の上司の方との連携によるもの)も有しています。また独立行政法人労働者健康安全機構でも【両立支援マニュアル】(両立支援の各種書式等だけでなく具体的な手順まで掲載)をホームページで公開しておりますのでご覧になり、ぜひご活用ください。両立支援の相談に関しては、患者様だけでなく、事業者の方、産業保健関係など様々な方からの相談(相談は無料)に対応していますのでお気軽にご相談ください。

理学療法士のワンポイントアドバイス

第120号(前号)でもご紹介したように、骨粗しょう症は誰にでも起こりうる病気の1つであり、予防することで健康寿命を延ばすことにつながります。

そこで、食事をする際に、バランスよく食べることは病気の有無にかかわらず大切ですが、特にカルシウムは骨の重要な構成栄養素です。骨粗しょう症の予防、治療に不可欠な栄養素ですので、普段の摂取状況を確認することで、その後の摂取に繋げましょう。ただし、過剰な摂取をすすめるものではありませんので、目安として下記のチェック表を利用しましょう。

>>カルシウム自己チェック表<<

骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版


青森労災病院 治療就労両立支援部の活動
出張講習会
  • 保健指導講習会[医師・看護師]
  • 栄養指導講習会[管理栄養士]
  • 運動指導講習会[理学療法士](運動指導講習会は実技中心に行います。)
各種お問い合わせ 青森労災病院 治療就労両立支援部
TEL:0178-33-1551(内線2293)
受付:午前8時15分~午後5時(土・日・祝日を除く)

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